妊娠初期の生活
2017年05月26日更新 2016年12月09日公開

妊娠3ヶ月の生活と胎児の状態について

妊娠3ヶ月は、妊娠8~11週にあたります。妊娠初期であるこの時期に、母体にはどのような変化が起こり、胎児はどのような状態なのでしょうか。妊娠3ヶ月で注意すべきことも踏まえて、ドクター監修の記事で解説します。

妊娠3ヶ月は、週数にすると妊娠8~11週にあたります。妊娠初期であるこの時期に、お母さんはさまざまな身体の変化を体験します。この時期のお母さんと赤ちゃんの状態、そして日常生活で気をつけたいことをご紹介します。

妊娠3ヶ月の母体の変化

この時期の母体は変化が著しく、さまざまなトラブルを体験することも少なくありません。代表的なトラブルについて解説します。

つわりがピークに

妊娠初期の終わり頃にあたる3か月目は、つわりのピークを経験することが多い時期で、嘔吐や吐き気など、不快な症状が続くことがあります。つわりの程度には個人差がありますが、妊娠12~16週くらいでおさまることが多いとされています。症状が緩和する直前のこの時期は、特に辛く感じる人も少なくないでしょう。

子宮が大きくなる

子宮が大きく成長し、握りこぶしほどの大きさになります。大きくなった子宮に腸や膀胱が圧迫され、便秘や頻尿になる場合があります。

多少の出血が起こる場合も

妊娠3ヶ月頃までは出血することがあります。ほとんどの場合は少量の出血で、下着に少し血が付着する程度のものですが、心配であれば受診しましょう。

ホルモンバランスの変化から起こること

妊娠初期は、ホルモンバランスが大きく変化します。妊娠すると、プロゲステロンやエストロゲンを始めとする女性ホルモンが多く分泌されます。これにより、さまざまな体調の変化が起こり、肌が荒れたり疲れが溜まりやすくなることがあります。つわりで食生活が偏ったり、あまり寝付けず睡眠不足になったりすることも要因といえるでしょう。

徐々に妊婦らしい身体つきに

乳頭やデリケートゾーンが色素沈着する場合もありますが、妊娠にともなう身体の変化であることから、あまり心配する必要はありません。

妊娠3ヶ月の胎児の状態

妊娠初期にあたるこの時期は、胎児の臓器形成にも重要な時期といえます。肝臓、腎臓などの臓器が働き始め、排泄機能も備わり、お腹の中で排尿します。耳や鼻の形成が進み、頭、胴体、足ができてきます。妊娠11週で体重は20~30g、身長は90mmほどに成長します。

妊娠3ヶ月に注意すべきこと

体重低下に注意し、つわりが酷い場合は受診を

つわりによる食欲不振から、体重が低下する場合があります。妊娠3ヶ月は胎児の臓器形成にとって大切な時期であるため、栄養不足が深刻な場合は胎児の発育に影響する可能性があります。食事を数回にわけるなど、そのときに食べられるものを少しずつ食べましょう。また、つわりは個人差が大きく、ひどい人はほとんどなにも口にできず、症状が深刻化するケースもあります。このような場合は、早めに医師に相談してください。

葉酸を積極的に摂取することを心がける

妊娠3ヶ月までは、胎児の細胞分裂が活発な時期です。この時期は葉酸の摂取が重要です。葉酸は、DNAの複製や細胞分裂に必要となるタンパク質の生成において重要な役割を担っています。葉酸が不足すると、先天異常や流産のリスクが高まるとされているため、食事とは別に、サプリメントで1日400μg(μg=マイクログラム)の葉酸を摂取することが厚生労働省によって推奨されています。(参考元:平成12年12月28日厚生省通知)つわりで食べることや飲むことが苦しく感じる場合もありますが、葉酸の摂取は忘れないよう心がけましょう。

痛みをともなう不正出血には、早急な受診が必要

出血は多少であれば心配ありませんが、中には注意が必要な場合もあります。強い痛みを感じる場合、出血が明らかに大量である場合、血の塊のような物が混ざる場合は、流産の危険性もあるとされています。このような場合はただちに医師の診察を受けてください。また、この時期は胎児の臓器や胎盤が未完成なため、日常生活の中で無理をすると、不正出血を招く危険性があります。激しい運動や転倒には注意しましょう。

日常生活を見直すことが大切

まだお腹の膨らみが目立たず、周囲に妊娠を報告していない人も多いため、つい無理をしてしまうことがあるかもしれません。仕事をしている妊婦は、重い荷物を持ち運んだり、高所で作業したりすることはできるだけ避けましょう。

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