妊娠初期の生活
2017年04月22日更新 2016年12月09日公開

赤ちゃんとお母さんの妊娠2か月の過ごし方

赤ちゃんにとって大切な器官が形成される妊娠2か月は、お母さんにとっても身体に変化があらわれ始める時期です。2か月目の大切な時期の過ごし方について、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

妊娠2か月の終わりの赤ちゃんは体重3~5gとまだ身体が小さい時期ですが、赤ちゃんの身体の中の器官が形成されていくとても大切な時期とされています。この期間にお母さんと赤ちゃんの身体に起こる変化と、お母さんの過ごし方について見てみましょう。

妊娠2か月の赤ちゃんの様子

妊娠4週目から7週目の期間は、赤ちゃんにとってとても大切な時期になります。この期間は、器官形成期と呼ばれ、脳や脊椎の神経系が発達し、次に赤ちゃんの臓器が形成され始めるとされています。だいたい5~6週目には、赤ちゃんが入っている胎嚢が確認できるようになり、同時に心拍も確認することができるようになります。7週目には体重は3~5グラムg、頭の先からお尻までの長さが10~14mmほどに成長します。

お母さんに起こる変化

妊娠2か月は、多くの女性が妊娠していることに気づく時期です。妊娠したことでお母さんの身体にさまざまな変化が起こります。妊娠していると感じたら妊娠検査薬を使ってセルフチェックをおこなったり、産婦人科を受診したりするようにしましょう。産婦人の受診は、心拍が確認できるようになる妊娠6週目あたりに行くのがおすすめです。

生理の遅れとつわり

生理が予定日よりも遅れたり、触れるだけで胸が痛く感じたり張っているように感じたりすることがあります。また、この時期には女性ホルモンのバランスが変化し始めるため、つわりが始まる人もいます。

便秘や下痢が起こりやすくなる時期

妊娠2か月から4か月は子宮が一回り大きくなり、嘔吐や倦怠感などのつわりの症状とともに、便秘や下痢が起こりやすくなる時期です。妊娠初期の便秘や下痢は、つわりと同じくホルモンバランスの変化によるものだといわれています。また、つわりによってあまりご飯が食べられなくなると栄養バランスが崩れ、腸の働きが弱くなってしまいますが、つわりの症状は時期が過ぎれば自然と改善される場合がほとんどだといわれています。お腹にいる赤ちゃんのためにも、お腹を暖めて冷やさないようにして過ごしましょう。

器官形成期には葉酸を摂取

赤ちゃんの身体の大切な器官を形成する器官形成期には、葉酸が重要な役割を果たすとされています。葉酸には遺伝子情報を形成するDNAと、体の中でタンパク質を合成するRNAの2つで構成された核酸を作ってくれる働きがあるといわれています。また、DNAが正しく作られて分裂し増えていくにはタンパク質の生成が必要とされますが、このタンパク質の生成にも葉酸の働きは欠かせません。

葉酸が不足することによるリスク

赤ちゃんの神経気管をつくる妊娠7週目までに葉酸が不足すると、先天性の異常である神経管閉鎖障害を起こしてしまうリスクが高まる可能性があるといわれています。また、細胞分裂をくり返している大切な時期に葉酸が不足すると、神経管がきちんと閉じることができずに脊髄が飛び出したままの二分脊髄となることがあります。二分脊髄の場合は、背中から下に閉鎖障害が見られることが多いのですが、この症状が背中より上にあらわれた場合は、無脳症とよばれます。無脳症とは脳に異常がみられる状態で、死産や流産を起こす可能性があるとされています。ただし、葉酸による神経管閉鎖障害の予防効果は、妊娠する1ヶ月以上前からの摂取で有効とされているので、妊娠の可能性のある方は、日頃から摂取されていることをおすすめいたします。

お母さんの身体にも葉酸は必要

妊娠初期に葉酸が必要なのは、赤ちゃんだけではありません。お母さんの身体にとっても大切な働きをしてくれます。妊娠初期はホルモンバランスの変化にともない貧血を起こしやすい時期とされますが、造血ビタミンとも呼ばれる葉酸を摂取することで、貧血に効果があるとされています。また、葉酸が不足することで免疫機能や消化器官の働きも弱くなる可能性がありますので、体を健康に保つためにも意識的に葉酸を摂るようにしましょう。

お母さんが生活で気をつけること

妊娠していることが分かったら、気をつけるべきことがいくつかあります。

飲酒や喫煙をやめる

赤ちゃんの身体に悪影響を及ぼす可能性があるため、飲酒や喫煙はすぐにやめるようにしましょう。少しだけなら、という甘い考えはやめましょう。

リラックスして過ごす

体調や身体の変化によってストレスを感じやすい時期でもあります。過度のストレスは流産の危険へと繋がる可能性があるといわれていますので、少しでもリラックスして過ごせる工夫をしましょう。大切な時期だからこそ、身体に負担をかけないように十分に休息をとって過ごすようにしましょう。

食べものに気をつける

赤ちゃんにもお母さんにも葉酸が必要不可欠な時期ですので、納豆やレバーなど葉酸が多く含まれている食材を意識的に摂取するようにしましょう。それでも足りないと感じる場合は、サプリメントを活用するのもよいでしょう。

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