妊娠中の疑問
2017年04月22日更新 2016年12月09日公開

妊娠中の出血は病気のサインなのか

妊娠中の出血は誰しも経験があると言えるでしょう。その出血が病気のサインだとして、それが重篤・重症になる病気だとしたら早期に治療を受けなければなりません。ドクター監修の記事で、可能性のある病気を解説します。

妊娠中の出血とは性器からの出血です。生理以外での出血を「不正出血」と呼びます。性器から出血した場合、どのような病気の可能性があるのかを詳しく解説していきます。

妊娠中に出血を確認したら

単なる切り傷からの出血で済む問題ではないかもしれません。例え少量であっても産婦人科の病院・クリニックで診察を受けましょう。重要な病気が潜んでいる可能性があります。

出血が多い妊娠時期とは

妊娠中の出血は、妊娠10週から12週の間が多いとされています。妊娠の初期段階で多くの女性が経験するとされています。血の量は少なく、下着に血が少し付着する程度なので、あまり心配はないでしょう。もし、出血時に痛みが走ったり、出血の量が多かったり、膣から血の塊などが出てきた場合はすぐに産婦人科に駆けつけて適切な治療を受けましょう。

妊娠にともなう出血は病気を疑ってもよい

妊娠の初期段階にみられるのが不正出血で、原因が病気でない出血を機能性子宮出血と呼びます。とはいえ、女性器の病気が原因で出血している場合があります。その病気とは、流産、子宮外妊娠、子宮膣部びらん、子宮頸管ポリープなどです。それらの病気が原因で不正出血している可能性があるというわけです。痔や膀胱炎、尿道口の付近にできる腫瘍である尿道カルンクラなどの可能性も否定できませんので、産婦人科で詳しい検査を受けましょう。

不正出血が重篤・重症になる病気のサインであることも

妊娠に関する重篤と重症の病気に当てはまるのは、子宮がんと言っても過言ではないでしょう。子宮がんには「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2種類があり、どちらも早期に発見して適切な治療を受ける必要があります。とはいえ、がんに匹敵するやっかいな病気も存在します。それは、白血病で血液細胞そのものががんになるという恐ろしい病気です。白血病にも種類があるので、『白血病の種類』の記事も参考にしてみてください。

子宮がん以外の病気についても確認していきましょう。妊娠中期の不正出血は重篤と重症の可能性がある病気のサインでもあります。

流産

流産は自然妊娠中絶とも呼ばれています。流産にはさまざまな種類があり、そのうちのひとつである切迫流産について解説します。切迫流産は、流産の赤信号でもあり、少量の出血と下腹部の傷みなどの症状が発生します。切迫流産には有効な治療方法がないため、経過観察で様子を確認しつつ、安静にしなければなりません。胎児の無事が確認できれば妊娠の継続はほとんど可能だとされています。

子宮頚管無力症

子宮頚管とは内子宮口と外子宮口の間にある管腔です。簡単にいえば子宮の通り道です。妊娠中は子宮口が閉じられていますが、出産時にはその子宮口が開口するという仕組みとなっております。子宮頸官無力症とは、妊娠の維持ができなくなってしまう疾患です。妊娠中期以降になると、出産時期ではないにもかかわらず子宮口が開き、それが原因で破水したり出血したり、最悪の場合は流産の原因となってしまいます。妊婦健診でこの症状を発見することが可能ですので、発見したら適切な治療を受けましょう。場合によって、手術になる可能性があります。

前置胎盤

胎盤とは母体と胎児をつなぐ組織です。本来は子宮の上部に胎盤が形成されますが、前置胎盤とは子宮口をふさぐ場所に組織ができてしまうことを言います。出血の原因だけでなく母体の命に関わります。この状態で出産するには帝王切開での分娩が必要になります。母体と胎児に危険がおよぶ、やっかいな病気と言っても過言ではないでしょう。

常位胎盤早期剥離

母体の中にいる胎児をつなぐ胎盤がはがれる疾患のことを言います。胎盤がはがれ始めると、その内側に血液がたまります。それが肥大化していくと、はがれる部分が拡大するというわけです。内出血と外出血があり、内出血は先ほど説明した通りです。外出血の場合は子宮口からの出血がほとんどです。治療方法については、早期の分娩が適切ですが、その期待が望めない場合は帝王切開が行われます。

妊娠中の出血に健康保険は適用されるのか

保険適用外は妊娠と出産で、治療は保険適用内になります。保険適用外は全額負担となっておりますが、適用内であれば3割負担で費用を安く抑えられます。出産は保険外になると説明しましたが、帝王切開での出産であれば保険は適用されます。

妊娠中の出血など、妊娠に関する病気のほとんどが保険適用内となっています。産婦人科は保険適用外と思っている人はいるかもしれませんが、治療に関することであれば保険は適用されます。診察についてもほとんどが健康保険が適用されますので、少ない負担で妊娠について相談することもできます。

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