妊娠線
2017年04月25日更新 2016年12月09日公開

妊娠線ができる原因と対策

妊娠したことのある女性なら多くが気にしたことがあると答える妊娠線の悩み。実は、適切なスキンケアをすることで妊娠線を予防することは可能です。今回は妊娠線の原因と予防・対策について、ドクター監修の記事でお伝えします。

妊娠に関する大きな悩みの1つが妊娠線です。妊婦さんのうちのおよそ半数程度に妊娠線が現れるといわれており、出産後もなかなか消えてくれないので、多くの女性を悩ませてきました。しかし、実は妊娠線は予防や対策をすることができます。確実に防ぐことができるというわけではありませんが、実は体重管理やスキンケアといった基本的なことが、妊娠線への対抗策となります。

妊娠線の原因

まずは妊娠線ができるメカニズムから説明してきましょう。妊娠線の原因は2つにわけることができます。

皮膚の伸び

1つ目の原因は、皮膚の伸びです。妊娠をすると、どうしても皮膚が伸びてしまいます。お腹の中の赤ちゃんが大きくなるため、お腹の皮膚が伸びてしまうのはもちろんなのですが、お腹以外でも胸やお尻も大きくなってしまい、その周辺の皮膚が伸びてしまうということもあります。この時、皮膚表面は伸縮性を持っており、大きくなっていくお腹やお尻に対応して伸びていくことができるのですが、皮膚の下にある真皮層やコラーゲン・弾性線維などは、皮膚表面のような伸縮性は持っていません。つまり、これらはお腹が大きくなっても伸びていくことができず、そのまま裂けてしまうのです。そして、その裂け目が赤紫色になって表れてくるのが妊娠線です。

ステロイドホルモンの影響

2つ目の原因は、ステロイドホルモンです。妊娠中には女性ホルモンも増加していくのですが、それと同様に「コルチコステロイド」というホルモンも普段より多く分泌されます。ですがこのホルモン、皮膚のターンオーバーにも影響を与えてしまい、皮膚が上手く代謝できなくなってしまうこともあるのです。そうなると、それだけ肌の弾力性も無くなり、断裂も起きやすくなってしまいます。

妊娠線のお手入れ方法と予防対策

では、妊娠腺を対策するためには、どういったことをすればいいのでしょうか。具体的なケアの方法を紹介していきましょう。

体重のコントロール

やはり急激な体重の増加は、それだけ皮膚の伸びを引き起こしやすくなってしまいます。ですが、しっかりと体重管理をして、ゆるやかに体重が増加するような生活を送れば、皮膚が伸びてしまうことも少なくなるでしょう。妊娠中は女性ホルモンの影響で食欲が増加してしまうという方は多いですが、そこはぐっとこらえ、医師からの体重指導にキチンと従うことが大切です。

保湿ケア

先ほど紹介したコルチコステロイドの影響で、どうしても妊娠中の肌の弾力は弱くなってしまいます。ですが、しっかりと保湿ケアを行えば、ある程度の弾力をキープすることは可能です。また、最近では妊娠線専用のクリームやオイルなども登場してきました。詳しく見ていきましょう。

妊娠線予防クリームとは

妊娠線予防クリームは、皮膚の乾燥を防ぐことで妊娠線の発生を抑えることができるクリームといわれています。普通のクリームとはちがい、肌表面だけでなく、その下の真皮層までケアできるのがポイントです。妊娠線は、皮膚表面の急激な伸びに、真皮層やコラーゲンなどがついていけなくなることで起こります。そのため、肌表面のケアしかできない普通の保湿クリームでは、妊娠線の予防にはなりません。しかし、この妊娠線予防クリームであれば、真皮層までケアすることができるので、妊娠線の対策となるのです。

真皮層はもとから柔軟性を持っているわけではないので、クリームを塗っても皮膚の伸びについていけるようになるわけではありません。しかし、真皮層に水分を与えることで、その断裂を目立たなくすることはできるのです。

妊娠線予防クリームは心理的な支え

ただし、この妊娠線予防クリームの効果をあまり過信せず、あくまで心の支えとして使用しましょう。京都大学の調査結果によれば、クリームを使用したことによる肌の水分増加は認められたものの、それが妊娠線の予防につながったという根拠は確認できなかったといいます。つまりこのクリームには医学的な根拠はまだ認められていないのです。しかし、クリームを使用した女性は、もし妊娠線ができてしまったとしても、それによる不満な感情はあまり表れなかったといいます。つまり、何の対策もせずに妊娠線ができてしまうよりも、対策をしたうえで妊娠線ができてしまった方が、まだあきらめがつくという女性の方が多いということです。

たしかに、妊娠線ができるかもしれないという不安に対して、何の対策もできないという状態が続くのはかなりのストレスかと思います。そういった意味では、この妊娠線予防クリームは精神的にも大きな支えになってくれる可能性はあるでしょう。医学的根拠はないものの、妊娠中のケアの1つとしてとり入れるのはいいかもしれません。

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