妊娠線
2017年04月24日更新 2016年12月09日公開

妊娠線を消すためにできること

妊娠期間中に必ずと言っていいほどできる妊娠線。できれば消したいと思っている方も多いことでしょう。妊娠線を消すために、妊娠・出産期にどのようなケアができるのか、妊娠線の治療と予防について、ドクター監修の記事で解説します。

妊娠や肥満によって急激に皮膚が伸びると、妊娠線ができるといわれています。特に妊婦さんの場合、妊娠期間中はお腹が張っていてあまり目立たないのですが、出産してお腹の張りがなくなると皮膚がでこぼこしていたり、赤いくぼみのような線が目立ったりすることがあります。この妊娠線は、残念ながら完全に消し去る方法は今のところ見つかっていません。しかし、目立たないようにすることはできます。また、妊娠期間中にいくらかの注意を払うことによって、妊娠線のできる確率を減らすことができます。妊娠線を目立たなくする方法と妊娠期間中にできる予防対策について解説します。

妊娠線のできる仕組み

妊娠線とは、皮膚の皮下組織の断裂により皮膚がくぼんでできる、ひびわれのような線のことを言います。妊娠すると胎児の成長に合わせてお腹が膨らんでいきます。皮膚には、表皮の下に真皮、皮下組織があります。柔軟性に富む表皮に比べて、真皮や皮下組織は固く伸びにくくなっています。そのため妊娠による急激な皮膚の伸長に付いていけずに、断裂してしまうことがあるのです。真皮や皮下組織が断裂してしまうと、表皮にひびわれのような模様やへこみがあらわれます。これが妊娠線、あるいは肉割れとも言います。妊娠期間中の女性、肥満気味の方に多く発症するれっきとした病気として、線状皮膚萎縮症(せんじょうひふいしゅくしょう)、皮膚伸展線条(ひふしんてんせんじょう)といった病名も付けられています。

目立たないようにするためにできること

妊娠線を目立たせないためには皮膚の健康状態を保つことが大切です。すなわち、皮膚の代謝を促すことがいちばんのケアとなります。また、妊娠線は放置しておくとますます消えにくくなります。早いうちから対処していくことが大切です。

皮膚の代謝を促すマッサージ

人間の身体は、絶えることなく新陳代謝を繰り返し生まれ変わっています。特に皮膚の場合、古い角質が残っていると新しい皮膚の生成の妨げとなってしまいます。スクラブ入りのクリームなどでやさしくマッサージをすると、古い角質を落とし代謝を高めることができます。ただし、マッサージを強くしてしまうとすでに断裂している真皮や皮下組織を圧迫してしまい、かえって悪化することもあります。マッサージには十分な注意が必要です。

代謝を促す食生活

肌の代謝に効果のある栄養素といえばビタミン・亜鉛です。魚介類や肉類・ゴマなどは亜鉛を多く含みます。意識してこれらの食べ物を摂取することが、妊娠線の改善策のひとつであり予防にもなります。また、緑茶に含まれるカテキンは血行をよくし、代謝を促します。この代謝をよくするということ、そのためにもっとも大切なのは体を冷やさないことです。食べ物もできるだけ温かいものを摂った方が、身体にやさしく、栄養素もスムーズに吸収されます。朝目覚めたときに、コップ一杯のぬるま湯を飲むだけでもずいぶんと身体が活性化されます。できるだけ規則正しく、バランスのよい食生活を心がけましょう。

ストレス発散と睡眠

ストレスは新陳代謝の最大の敵です。ストレスを溜めないような生活習慣を身に付けましょう。どのような小さな悩みも家族や友人・知人に相談しましょう。笑いを絶やさない生活が何よりです。あれこれ悩まずに夜はぐっすり眠ることが大切です。特に午後10時から午前2時の間にはできるだけ休むようにしましょう。この時間帯に皮膚が作られているのです。

すぐに改善したいとき

妊娠線をすぐに消してしまいたい場合には、美容クリニックによる治療という方法があります。美容クリニックでは美白効果のあるトレチノインの塗布や、真皮に刺激を与えて再生を促すレーザー治療などが行われます。美容クリニックでの治療はすぐに効果が見込めることが大きなメリットです。しかしながら、完全に消えるわけではない、ということは念頭においておかなければなりません。妊娠線の治療は早いうちから取り組む方が効果的なのですが、出産後間もない時期、授乳中などは治療できないこともあります。医師への相談が必要です。

予防するためにできること

妊娠線は妊娠する方の多くに症状のあらわれるものです。完全に消すことができなければ、予防に努めることが最大の治療となります。真皮、皮下組織の断裂を防ぐためには、表皮を含んだ皮膚全体を柔軟にしておくことが大切です。皮膚の柔軟性を保つためには乾燥させないことです。保湿と適度なマッサージは、血行をよくするとともに、肌に柔軟な張りを与えます。

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