男性不妊
2017年04月21日更新 2017年04月23日公開

ED治療薬「バイアグラ」の効果や特徴

勃起するまでに時間がかかったり十分な硬さが得られなかったりして、満足なセックスができない場合には勃起不全の可能性があります。そこで、勃起不全に用いられるバイアグラについて、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

男性側のペニスの不調が原因でセックスに満足いかないときは、勃起不全と診断されることがあります。そして、そのときに処方されることが多いのが、「バイアグラ」と呼ばれる薬です。本記事では、勃起不全やバイアグラの知識などについて詳しく解説していきます。

勃起不全とは

「勃起不全(ぼっきふぜん)」という名称から、症状としては全く勃起できないことを指すイメージを持っている人もいるかと思いますが、症状的にはもう少し広い範囲を指すことが多いと言えます。具体的には、全く勃起しない症状も含めて「勃起まで時間がかかる」、「勃起しても十分な硬さにならない」、「挿入途中で萎えてしまう」なども勃起不全と指す場合があります。

そのため、医学的には「性交(セックス)の時に、十分な勃起状態が得られなかったり維持できたりしなかったため、満足な性交が行えない状態」を勃起不全として指すことが多いようです。つまり、男性側が原因で性交がうまくいかなく満足感が少ない場合には、勃起不全であると考えられます。

勃起不全の原因

通常であれば、性的な刺激を感じると興奮が脳からペニスと伝わり、「陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)」と呼ばれるスポンジ構造の組織内に血液が流れ込んで勃起状態になります。しかし、なんらかの原因でこの一連のシステムが機能しない場合、勃起不全となることがあるのです。このときに考えられる原因としては下記のようなことが多いようです。

・心因性勃起不全

極度の緊張やプレッシャー、不安、ストレス、疲労などのような精神的な原因で勃起不全となる場合には、心因性の勃起不全である可能性があります。

・器質性勃起不全

高血圧や糖尿病、男性ホルモン量の低下、老化のような肉体的な原因で勃起不全になる場合、器質性勃起不全(きしつせいぼっきふぜん)である可能性があります。

・混在性勃起不全

心因性と器質性が複雑に影響しあって原因が特定できない場合、こちらの混在性勃起不全である可能性があります。

その他、薬の副作用などによって勃起不全になる可能性があります。

ED治療薬のバイアグラとは

バイアグラとは、勃起不全用のED治療薬として世界で始めて認可された薬です。本来は「狭心症(きょうしんしょう)」と呼ばれる病気の治療薬として開発されたのですが、狭心症への有効性が認められなかった一方で、陰茎勃起の報告があったため、ED治療薬として用いられるようになりました。

バイアグラの特徴

バイアグラの特徴ですが、見た目が青いひし形の錠剤となっています。海外では有効成分が100ミリグラムまで承認されていますが、日本では25ミリグラムと50ミリグラムの2種類の規格が承認されており、1回あたりの内服も50ミリグラムとされています。

バイアグラの効果・効能

バイアグラは服用すると、早い人で15分後には効果が出始める場合があります。勃起後は4~5時間程度効果が持続するといわれていますので、性行為の1時間前を目安に服用するように指示される場合が多いようです。

バイアグラの有効成分は「ジルデナフィル」と呼ばれる成分で、勃起阻害成分の発生を抑えかつ陰茎海綿体へ血流を増加させる物質の形成を促進させます。結果として、海綿体の血管を広げそこに血流を増加することで勃起不全を解消するという仕組みであると考えられています。

バイアグラは安全?

バイアグラの副作用としては、血管拡張作用によるほてりや目の充血などが現れるといわれています。他にも、頭痛や動悸、鼻づまりなど個人差があるようですが、薬が効いている時間内で治まるようであれば問題は無いとされています。

このように、バイアグラは重大な副作用が少なく安全性が高いED治療薬といわれています。しかし、適量を守らなかったり不適切な使い方をすると死亡したりするケースも報告されているようです。したがって、用法と用量を守って、正しく使うことが大切です。

バイアグラを使用してはいけないケース

バイアグラの用法や用量を守ることは大切ですが、場合によっては服用できないケースがあります。

たとえば、抗不整脈薬として硝酸剤や塩酸アミオダロンを含む薬と併用するのは厳禁とされていますし、それらの成分が含まれている張り薬や注射、吸引剤も注意が必要とされています。

その他、心臓病や血管の病気、高血圧や低血圧、重度の肝臓病の人なども注意が必要といわれています。そのため、服用する場合にはかかりつけのドクターの検診や指示に従って、服用できるかどうかの用法や用量について相談してください。

バイアグラのジェネリック医療品について

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れた後に同じ成分、同じ効き目で生産される薬のことです。開発費が抑えられることで、先発薬と比べて値段が比較的安く抑えられる特徴があります。

基本的には、バイアグラは保険適用外の薬なので、すべて自費での診療となることが多いです。しかし、バイアグラにはジェネリック医薬品が認められており、バイアグラの変わりにジェネリックのED治療薬を処方してもらえる場合があります。

費用的に治療をためらっていたけれど、ジェネリックを選択肢にすれば治療の検討も可能になるという人もいるかもしれません。気になる方はドクターに相談してみるとよいでしょう。

「男性不妊」の記事一覧

記事カテゴリ

fem.

fem.ヘルスケアが

もっと手軽にアプリで登場!

今日できる。今すぐできる。

健康・キレイ情報を毎日おとどけ。

app-store
google-play