めまいの治療
2017年04月24日更新 2017年03月31日公開

メニエール病に使われる治療薬とは

内耳にリンパ液が溜まることでめまいや難聴を引き起こすメニエール病は、初期の治療が重要だといわれています。医療機関ではどのような治療薬を使い症状を改善していくのかドクター監修の記事で紹介します。

メニエール病はストレス病とも呼ばれており、過度のストレスや過労でも発症することがあるといわれています。普段からストレスを溜め込まないで規則正しい生活を送ることが、メニエール病の予防につながります。

メニエール病とは

耳は外側から、外耳と中耳、内耳にわかれた構造をしています。メニエール病は内耳の中のリンパ液が増えてしまい、水ぶくれのようになっている状態です。内耳には大切な機能がたくさんあり、平衡感覚を保つための三半規管や耳石器や音が聞こえるための細胞が集まっている蝸牛があります。どちらか片方、もしくは両方が水ぶくれを起こすとメニエール病を発症します。三半規管や耳石器が水ぶくれを起こした場合は、めまいの症状を強く引き起こします。また、蝸牛に水ぶくれを起こした場合は、めまいの症状は起きずに耳の奥が詰まったような難聴や耳鳴りを起こします。

メニエール病の診断で重要となるのが、難聴や耳鳴りをともなうめまいがくり返し起こるという点です。めまいが一度起こっただけではメニエール病と診断することはできず、くり返し発症することで症状が悪化していくのがメニエール病の特徴です。メニエール病の原因ははっきりとわかっていませんが、遺伝やウイルス感染が原因だと考えられています。また、ストレス病とも呼ばれておりストレスや過労を溜め込むことで発症するともいわれています。

メニエール病で使用される治療薬の種類

メニエール病の治療は、症状に合わせた対症療法が一般的です。症状に合わせて薬を処方していきます。まずは、内耳にたまったリンパ液を減少させるために利尿剤であるイソソルビドやフロセミドなどが処方されることが多いようです。利尿剤と併用してメチル酸ジヒドロエルゴトキシン、ニセルゴリンなどの循環改善薬を処方する場合があります。循環改善薬は、末梢神経の血行を改善することで、余分な水分を体外に排出することが目的です。また、循環改善薬と同じように体内の循環を改善する目的としてビタミン剤や血管拡張剤、トフィソパムやガンマーオリザノールなどの自律神経用剤を処方することもあります。

メニエール病の症状としてつらいのがめまいです。めまいが起こっている時や起こりそうなときには、抗めまい薬を処方してめまいの症状を抑制させます。抗めまい薬には塩酸ジフェニドールやメチル酸ベタヒスチン、サリチル酸ジフェンヒドラミンなどがあります。また、メニエール病には心身のストレスが関係しているといわれています。ストレスを解消するために、ジアゼパムやブロマゼパム、アルプラゾラムなどの軽い精神安定剤が処方されることもあるようです。メニエール病は、早期の治療が重要だといわれています。早期に適切な治療を受けていることで、発作も軽く済むようです。メニエール病の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

生活習慣の改善も

メニエール病はストレスや過労などの生活習慣に原因がある場合が多いと考えられています。そのため、メニエール病を改善するためには生活習慣の改善が欠かせません。まずは、ストレスの原因の解消に努めて、不安や悩みを改善しましょう。一人では難しい場合は、カウンセリングを行うこともあります。また、過労や睡眠不足が続くと自律神経が乱れてメニエール病を招くことがあります。規則正しい生活を心がけて、体に負担をかけすぎないこともメニエール病の治療には必要です。

発作が起こったときは

メニエール病によるめまいの発作が起こったときは、すぐに安静にすることが大切です。無理に動こうとしてもめまいを起こしているためうまく歩くことができずに、ケガをするおそれがあります。めまいを抑えるためには、抗めまい薬を処方します。薬が効いてくることで症状が緩和されます。めまいがひどい場合は、吐き気をともなう場合があります。このようなときは、経口薬では治療を行えないため点滴や注射により抗めまい薬を投与することがあります。また、同時に吐き気や嘔吐を抑える薬も処方されます。

手術が必要な場合も

メニエール病が悪化すると、対症療法では症状を抑えることができなくなることがあります。このような場合は、手術により内耳の水ぶくれを切除することがあります。手術による症状の改善に踏みきる目安としては、急激に聴力が衰えてしまった場合や、半年以上薬物療法を行っても症状が改善されない場合などがあげられます。また、くり返し発症するめまいにより日常生活に支障がある場合も手術により症状を改善する場合があります。

メニエール病の疑いがある場合は、早めに医療機関へ

メニエール病はめまいをくり返すことで、症状が悪化していくといわれています。そのため、早めの治療がカギとなります。メニエール病の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診して適切な検査を受けるようにしましょう。

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